ボルダリングのトレーニングを継続するコツ

継続は力なりということわざがありますが、ボルダリングも継続するだけで大きな力になります。

しかし、継続することがとても難しく、これを見ている方も三日坊主になってしまった事が少なからずあるのではないでしょうか。

ボルダリングでも、もっと上手になりたいと思って自宅でトレーニングを始める方が多くいますが、継続するのは容易ではありません。

では、ボルダリングのトレーニングを継続するコツは何でしょうか。

ボルダリング自体は継続できる

この記事を見ている方は、ある程度ボルダリングが習慣になってきた人かと思いますが、ボルダリングはなぜ続けられるのでしょうか?継続のコツは何でしょうか?

ボルダリングに限らず、継続できているものはなぜ続けられるのかを考えてみるとポジティブな原因とネガティブな原因に分けることができます。

ポジティブな原因

  1. 爽快、刺激的、達成感がある
  2. 人よりも優れていることを証明できる優越感

ネガティブな原因

  1. 本当はやりたくないがやらなければならない
  2. 誰かに強制されて(習い事や塾等)

プロクライマーやクライミング業界の方でもない限り、ボルダリングを継続している方はポジティブな原因で継続できているはずです。

いつでもやめれるのに、自分から進んで続けているという事です。

ボルダリングのようにドキドキわくわくする事は、ドーパミンという達成感や快感、爽快感、喜び、感動などをもたらしてくれるホルモンを作り出し、体は達成感等をもたらすドーパミンを求めるようになります。

ドーパミンは脳内麻薬と言われるほどの爽快感をもたらすため、ボルダリングがやめることが出来なくなります。

トレーニングは継続しにくい

ボルダリングが継続しやすいという事はわかりましたが、そのトレーニングは継続しにくいです。

ボルダリングは爽快感や達成感を得ることができますが、トレーニングは爽快感や達成感よりも辛さの方が勝ってしまうため、継続することができません。

ボルダリングも辛いことがありますが、周囲からの応援や達成した時の爽快感は大きく、目標の課題が完登できた時の喜びは言葉では言い表せません。

この点がボルダリングがトレーニングよりも継続しやすい原因でしょう。

継続できない原因

継続できない原因は3つあります。

一度に大きく変えすぎる

トレーニングをいきなり一日2時間やり始めても絶対に続きません。
一気に変えるのではなく、少しずつ変えるのがコツです。

なんでも自力でやろうとする

一人でやるより、出来ればボルダリングジムの仲間や家族と一緒にやったり、応援してもらうと長続きします。
誰かとジムでセッションすると楽しいですよね。
目標を周囲に宣言するなど、自力だけに頼らない仕組みを作りましょう

短期的な成果を求めすぎる

トレーニングを始めていきなりグレードは上がりません。期待しすぎるとがっかりします。
成果が出ないのは、行動が足りていないのではなく目標の妥当性が間違っています。

トレーニングを継続するコツ

本当に必要なトレーニングをする

自分に何が足りていないのか、何をすればもっとボルダリングが上達するかを考えましょう。

そして、それを補うために必要なトレーニングを考えましょう。
何が足りないのか、それを補うために何をするべきなのかを明確にしないと、トレーニングの途中で「あれ、なんでトレーニングしているんだっけ?」と疑問に思うようになってしまいます。これでは続くはずがないです。

メニューを減らしてでも1日も休まない

考えたトレーニングのメニューを全て毎日やる必要はありません。

全てを完璧にやろうとすると、それが義務感を生み、トレーニングをやろうとする原因が自ら進んでやるポジティブな原因から、義務感から生まれるネガティブな原因に変わってしまいます。

すると、今日はいいや、明日今日の分をやろう、と意思が弱くなり次第に続かなくなってしまいます。

これを防ぐには、最初から強い意志を持たない、ほんの少しから始めて、メニューを減らしても良い代わりに1日も休まないことがコツです。

例えば、1日10回3セットのメニューなら1セットに減らしても良いし、もっと少なくしてもいいです。

1日も休まないことで自信につながり、トレーニングを続けるポジティブな原因を作りだすことが出来ます。

とにかくコツは1日も欠かさない事です。

まとめ

記事で紹介したような悪癖を捨て去り、コツを押さえて正しい方法と考え方をすることで、トレーニングをする原因をポジティブなものにして、簡単に習慣にすることが出来ます。

そして、ボルダリングの良い所は、トレーニングの効果が課題のクリアという明確な形となって現れる事です。

すると、益々ボルダリングが楽しくなり、トレーニングにも打ち込めるようになるので、是非この記事で紹介した方法を試してみてください。

具体的なトレーニング方法については過去の記事を参考にしてください。