せっかく足になじんできたクライミングシューズを捨てるのはもったいない!
そんな時は、是非リソールしてみてください。
すり減ってぺらぺらになったソールを張り替えて、フリクションがもどり、しかもアッパーは変わらないから足なじみはそのまま。
経済的にもやさしいので、ここでは、
リソールしたいけどやり方がわからない!
という人のために、リソールの出し方をお伝えします。
リソールに出すタイミングは?
リソールに出すタイミングは、つま先のソールが薄くなってきた時です。
と言ってもよくわからないでしょうから、下の画像を見てください。
リソールに出したばかりのシューズ
リソールに出すタイミングのシューズ
同じ靴ですが、左の靴のトゥがわずかに下を向いているのがわかりますか?
逆に右のトゥは上を向いています。これがソールが削れてきた証拠です。
こうなったら迷わずリソールに出しましょう。
リソールするとどうなるの?
リソールに出すとソールの種類が選べます。
選べるソールは以下の通りです。
ステルスラバー
ステルスラバーは全体的に粘度が高く、フリクションが非常に良い。
- C4
フリクションは良いが、コシが少し弱い。現在は下記新C4が主流。 - ONIX
上記C4よりも少し硬いので立ち込みの性能が向上。フリクション若干下がった印象。 - ハイフリクション
上記C4よりも若干柔らかいかも。剛性とフリクションのバランスが取れている。 - Mi6
ガラス面でも登れるといわれるほど柔らかい。ミッションポッシブルでトムクルーズが履いていた靴に使われた。柔らかすぎて垂壁、スラブではめちゃくちゃ使いにくい。 - 新C4(アディダスファイブテン)
上記C4よりも固くなった印象。フリクションも悪くない。強傾斜もスラブも行ける。
ビブラムソール
ビブラムソールの粘度は種類によって差がある。
- XS GRIP
ステルスC4よりも固めで、耐久性が高い。外岩で性能を十分に発揮できる。
粘度は低く、長期間使用でつるつるになってしまう。 - XS GRIP2
XS GRIPよりも柔らかい。耐久性も上がっている。粘度も高くフリクションが非常に良い。ジム向け。 - XS EDGE
XSシリーズの中で一番固い。粘度は低くツルツル。非常に硬いので、外岩やスラブなど足場がシビアで立ち込む場面で性能を発揮できる。
アンパラレルソール
アンパラレルソールは粘度が全体的に高く、フリクションが良い。
- RHリアルオーナー
上記C4と同じくらいの固さ。フリクションとのバランスが取れている。 - RSリアルスプリーム
RHよりもかなり柔らかい。反面剛性は落ちる。スラブは少しやり辛いので強傾斜向け。
ここから1種類ソールの種類を選んだら、次にソールの厚みを
4mmか3.5mm
か選びます。しかし、プロを目指すのではない限り4mmでよいでしょう。
薄いということは耐久性が落ちます。0.5mmくらいあっという間に削れます。
ソールの種類が多すぎてわからないよ
という方、分かります。どのソールもとても性能がいいです。ソールは主に
固いと小さなホールドに乗りやすく、スラブや垂壁で性能を発揮する
柔らかいと強傾斜でも足が壁から離れにくく、掻き込みしやすい
という特徴があります。
つまり、どのソールも一長一短かバランス型かということになります。
外岩かジムか、強傾斜をよくやるのか、スラブが好きなのかで、チョイスするソールが変わるでしょう。はっきり言って、どのソールも性能はとても良いです。
どれを選んでも後悔はしないと思います。
オプションが選べる
リソールと一緒にオプションが選べます。内容は下記の通り。
つま先の修理
つま先を酷使するクライミングシューズはこの箇所が傷みやすい。
大抵の場合、利き足の方を修理することになる。
トゥフックで当たる部分のラバーコート
ゴテゴテ、ザラザラなトゥラバーになる。トゥフックのかかりがかなり改善される。
その他
- ベルクロ交換(マジックテープ)
靴によってはできない場合がある。 - 金属側のテープ交換
金属受け交換とテープを交換 - 穴あき箇所修理
革を当てて塞ぎます。 - ほつれ縫い直し
- 接着修理
剥離箇所を接着剤で接着する。 - パッチ
穴あき箇所をラバーで塞ぐ。
修理箇所を自分で判断できない時はVACリソールの職人に「おまかせ」することもできます。私はいつもこれです。
リソールの出し方
VACリソールのホームページからオーダーシートをダウンロードします。
オーダーシートに修理箇所、おまかせにするかどうか、支払い方法などを記載して、靴と一緒に
バーチリソール
〒195-0063 東京都町田市野津田1741-1
TEL:042-860-2961
ここに送るだけです。とても簡単です。
いかがでしたでしょうか。
リソールすると今まで足になじませたクライミングシューズが蘇ります。
しかも、最初から足になじんでいる分、新品を買うより有利になります。
ちなみに2足以上一緒に送ると、請求額から送料が引かれるので少しお得です。