緊急事態宣言が解除され、各業種がそれぞれの対策を行いながら営業が再開されつつあります。
日本山岳・スポーツクライミング協会から、クライミングジムの営業再開に向けて、感染予防指針が発表されました。
クライマーも協力できることがあるので、抜粋してここでご紹介します。
スポーツクライミングの特性
- クライミングジムの大部分はクライミングウォールが占めており、窓の面積が十分ではないため換気が十分ではない。
- 緊急事態宣言が解除され、自粛していた多くのクライマーがジムに行き、キャパシティオーバーになりかねない。
具体的な対応
- 自分か家族に発熱、咳の症状がある時は、クライミングジムの利用を控える。
- マスクを使用する。
- 手洗いとアルコール消毒をこまめに行う。
- 大声での声援、グータッチを控える。
- 飲食物はフタをする。
ジム側がすべき対応
- 入口にアルコール消毒剤を置く。
- 受付時に検温を行い37.5度以上の場合は利用を控えるよう促す。
- 受付にアクリル板やビニールカーテンを設置する。
- 受付が密集しないよう足元に順番待ちの印をつける。
- マスクを購入できるよう準備する。
- 現金の授受はトレイを介して行う。
- ジム内が密になりそうな時は、入場制限や予約制にする。
- 石鹸はポンプ式にして紙タオル、30秒以上の手洗いを促す。
- 更衣室が密にならないように入場制限をする。
- 対面で食事をしないよう促す。
- ドアノブ、テーブル、トイレの水洗レバーなど手が触れる箇所を消毒する。
- ホールドの消毒は難しく、利用者の手を消毒するよう促す。
- クライミングシューズやハーネス、チョークを貸し出しているジムは、原則クライミングシューズ以外の貸し出しは行わず、使用者を特定できるようにする。
- エリアをテープで分けて、各エリアでトライできるクライマーは1人だけとする。
- ゴミ箱はフタ付きのものにする。
クライマーがすべき対応
- 熱や咳等の症状がある時は、ジムの利用を控える。
- マスクは常に着用する。
- 人との間隔を2m以上保つ。
- 入店時、活動開始前、休憩前後、飲食前後、トイレ利用後、退店時等、こまめに手洗い、手指消毒を行う。
- 液体チョークにはアルコールが含まれており、十分な検証はできていないものの抗ウイルス効果が期待される。
- リードクライミング時に、ロープを加える行為は控える。
- 施設内での食事を控える。