クライミングの参考書「クライマーズバイブル」の感想

クライミングに関する書籍を持っている方はどれくらいいるでしょうか。

ボルダリングジムで他人のクライミングを見たり、自分で経験しただけで、クライミング関連の書籍を持っている方はそう多くはないのではないでしょう。

今回、私は「クライマーズバイブル」という書籍を入手しました。

クライマーに必要な「心技体」について、詳細に書かれていて、非常に参考になったのでご紹介します。

クライマーズバイブルとは

誰もが知っているクライミングジム「PUMP」

そこを運営する会社「フロンティアスピリッツ」が編集発行している書籍です。

上下2巻の構成で

上巻が理論編
下巻がトレーニング編

となっています。

初めてクライミングにチャレンジする初心者にとってこの書籍の内容は理解しにくく、ある程度上達してきたクライマー向けです。

ボリューム

A5サイズで、上下合わせて500ページ以上のボリュームになります。

見るべき項目が多すぎるので、すべてを完璧に実践することは難しいでしょう。

何年もかけて少しづつ身に付ける必要があるので、まさにクライマーの為のバイブルになっています。

クライマーズバイブルの内容

クライミングに関するすべてが記載されているといっても良い内容です。

適切なフォームから始まり、ムーブやフィジカル、メンタル、ストレッチの方法、怪我への対処等、あまりに詳しすぎて読むのが大変なくらいです。

ムーブの解説だけでも50種類に分類され、それぞれに詳細な解説と分かりやすいイラストが添えられていて、熟練のクライマーでも全てを網羅してはいないのではないかとさえ思える内容でした。

また解説だけではなく、野口啓代や平山ユージ、小山田大などの一流クライマーのインタビューが載っているのは、見る人の刺激になるでしょう。

最後に

野球や陸上競技について書かれている書籍は沢山あり、フォームやフィジカルについても研究しつくされています。

しかし、クライミングの技術やフィジカルについて詳しく書かれている書籍は少なく、クライマーズバイブル程詳しいものは皆無かもしれません。

ただ、これには必要なことが網羅されていますが

クライミングは考えるスポーツであり、これを読んだ上で更に考えてほしい。

と記載されています。

考える事はクライミングの楽しみの一つなので、出来ないことを悔やむのではなく、どうやったらできるかを考察して解決に導くまでの過程を楽んでみてはいかがでしょうか。