La sportiva PYTHON Reboot(パイソンリブート)試し履きレビュー

スポルティバの名靴パイソンがモデルチェンジ。

屋内ウォールでの使用を目的に開発されたパイソンに、随所に変更が加えられていて更に隙がなくなったとのこと。

カラーもガラッと変わって全く違う靴に見えてしまいます。

以前のパイソンは、トゥラバーの耐久性が低かったり不満な点もありましたが、今回生まれ変わったパイソンの性能はいかほどでしょうか。

靴選びについてよくわからないという方は、別の記事で詳しく説明しているので、そちらをご覧ください。

それではデータから。

素材スェードレザー
ソールビブラムX2ブリップ2(3.5mm)
重量220g

実物を触った感想

以前の印象的なオレンジとはカラーが一新されて蛍光イエローに。
全く違うクライミングシューズに見えます。

ぱっと見すぐにわかる変化は、トゥラバーのデザイン変更でしょうか。
以前のトゥラバーは、使い込むうちにはがれてしまって全く使い物にならなくなってしまっていました。
今回のトゥラバーは凹凸が加えられいかにもフリクションが良さそうです。

他にはベルクロの素材が変更されています。
より剛性が高くなっていて、きちんと足を締め付けてホールディングしてくれそうです。

アッパーはやはり柔らかくて軽いです。
足になじむのはかなり速そう。以前のモデルと同じようにかなり伸びると思われます。小さめを買ったほうが良いと思います。

幅は細めですが、アッパーが柔らかく高さもあることから、多少足幅があってもフィットしてくれそうです。

ソールは ビブラム X2グリップ2

柔らかめですが、適度な硬さと粘りのあるソール、ビブラムX2グリップ2です。

アッパーの柔らかさもあり、かなり柔らかいですがぐにゃぐにゃという事はなく、適度な硬さもあります。

また、同じソールを使っているソリューションよりアッパーが薄いためか、足裏感覚が非常に優れています。

外岩で履いている方もみかけますが、消耗は非常に早いでしょう。

コンペや室内のウォールを意識して開発されたとのことなので、やはりジム向けの靴になりそうです。

硬さと柔さ、粘りのバランスがよく、ボテにも粒にも乗れる良いソールです。

ダウントゥは強め

見た目はダウントゥは弱くみえますが、履いてみるとシューズが湾曲しダウントゥがかなり強いことが分かります。

強傾斜を登ることの多いジムでの使用を想定しているだけあって、ソールの性能と形状で、掻き込み性能は非常に高いです。

かといって、スラブや垂壁が登りずらいとうわけではなく、ボテでもしっかり止まるフリクションと、粒にも乗れる剛性に加え、足裏感覚も非常に優れているので、傾斜壁以外でも活躍できます。

ターンインはやや強い

ターンインはやや強いです。

私の場合は、親指と人差し指が同じ長さですが、痛みなど感じることなく履くことができました。

人差し指、親指が長い人も、多少靴に指が当たるかもしれませんが、問題なく履けると思いますが、一度試着してみた方が良いです。

ヒールカップは剛性がアップ

以前のモデルはヒールカップをぐにゃりとゆがませてホールドに密着させフリクションを得るような形状でしたが、今回は剛性が上がったのでヒールの使い方が変わってきます。

ホールドと壁の隙間にしっかりとねじ込んでスメッジングするようにしましょう。
個人的にはこちらのヒールカップの方が好きです。

トゥラバー改善されて非常に良い

以前のモデルのトゥラバーは本当に酷いもので、ラバーが完全にはがれてしまって使い物にならなかったのですが、今回のモデルはその点が改善されています。

トゥラバーがはがれなくなったことは当然の改善ですが、凹凸がついていることと、もともと柔らかいことから、よりホールドとの密着性が上がっています。

トゥフックは抜群によいので、傾斜壁でテクニカルな課題をこなすにはもってこいです。

欲を言えば、アッパーの面積にだいぶ余裕があるので、もう少しラバーの面積を広くしてほしかったです。

総合評価

トゥラバーの剛性アップと凹凸の追加
ヒールカップの剛性アップ
ベルクロの剛性アップ

等の改善や性能アップが各所に見られました。

他のシューズとの違いは

柔らかい
足裏感覚の良さ
強傾斜に強い

が非常に特徴的で、まさにコンペや屋内ウォール向けのシューズといった感じです。

隙が無く、ジムメイン、強傾斜好き、足が細めの方は買っても損はしないと思います。