ボルダリング中級者になるためにやることは”たった1つ”

クライミング、ボルダリングを始めたばかりのころは、伸びしろが沢山あるため、すぐに上達します。

しかし、ジムに通って何とか5級を突破したとしても、グレードが上がると難易度が飛躍的に上昇し、中級者と言われるような4級、3級の課題にチャレンジするとあまりの難しさに心が折れる方もいるかと思います。

特に3級はかなり難しいので、トレーニングをしてもなかなかできず、自分のトレーニング方法があっているのか不安になる方もいるかと思います。

ここでは、そんな方のためにどうすればよいのかを説明していきたいと思います。

週に2回はジムに通う

いきなり結論ですが

とにかくジムに通うこと

です。

とにかく、がむしゃらに登りましょう。
課題が登れないのは、何かが自分に足りていないからです。
その何かを探すのは意味がありません。

なぜなら、全部足りていないから

です。

全部を鍛えるにはジムで登りまくるのが一番。
自宅ではせいぜい腕だけ、体幹だけのトレーニングしかできません。

週に1回じゃだめなのか

週1回だけで上達しようと思っても、思うように上達しません。

なぜでしょう。

始めの内は、筋肉も血管も細いので疲れやすいですが、慣れてくると太くなり、疲れにくくより強い力を出せるようになります。

しかし、どちらも無制限に太くなるわけではないので、いずれは限界が来ます。

これが初級者の伸びしろを使い果たした状態で、ここまでは週1回でも上達しますが、そのころを過ぎてしまうと上達が遅くなります。

週1回の負荷では現状維持にしかならず、週2回で上達が見込めるようになります。

どこを鍛えればよいのか

筋肉と血管には限界があるといいましたが、どこを鍛えればよいのかという事になりますよね。

それは保持力です。

保持力とはホールドを持った時に、指の形を留めておく力のことで、握り込む力である握力とは違います。

体は、その体の形を保つための骨や、骨同士をつなぐ健と、体を曲げ伸ばしする筋肉でできています。
指先にかかる負担がとても大きくなる小さなホールドは 、握力に自信がある力自慢でも、骨や健が耐え切れずに指の形が崩れて持てないのです。

そして、骨や健は筋肉のようにすぐに強くなるわけではなく、鍛えるのに時間がかかるので、筋肉がある程度強くなった中級からの上達は時間がかかるということです。

保持力強化にはジムで登るのが一番

話は戻りますが、保持力を強くするにはジムに通うのが一番で、カチホールドが沢山でてくる課題をするのが効果的です。
保持力だけでなく、体幹やムーブも鍛えることができるのでやっぱりジムが一番です。

最初は痛くてできないかもしれませんが、続けているうちにだんだん強くなって痛みを感じなくなってくるので、続けていれば必ずできるようになります。

ただ、カチは指に大きな負担がかかるのでやりすぎは厳禁。違和感を感じたら他の課題をやった方が良いです。そして、登り終わったらアイシングをして指の回復を図りましょう。

アイシングの方法は以前にも紹介しているので、参考にしてください。

自宅では体のケアと柔軟

自宅ではトレーニングよりも、アイシングや柔軟など体のケアをしてあげた方がよいです。

ジムに通えるならばなるべくトレーニングはジムでやったほうがいいです。

ジムになかなか通えないという方は、仕方がないので前の記事を参考に自宅でトレーニングしましょう。