スポーツクライミングがオリンピック種目になったり、CMにクライミングの画像が流れたり、VS嵐だったりで身近になってきたクライミング。
人によっては趣味を「クライミングです」って言ったり、「ボルダリングしてます」って言ったりしているかもしてませんが、クライミングとボルダリングの違いを意外と知らない人がいます。
実は明確な違いがあるので、今回はその違いについて説明します。
クライミングとボルダリングの違い
下の図を見てもらえば一発で分かります。
クライミングは登り方によっていくつかに分かれ、ボルダリングはその一つだという事が分かります。
エイドクライミングとは
エイドクライミングとは、クライミングシューズと滑り止めのチョーク以外の道具を使って登るクライミングです。
たとえば、縄梯子やアックスなど自分の体以外を使って登るものです。
アイスクライミングもエイドクライミングに含まれます。
フリークライミングとは
エイドクライミングが道具を使って登るのに対し、フリークライミングはクライミングシューズと滑り止めのチョークだけを使って登ります。
そして、フリークライミングにはロープで安全を確保しながら登る
ルートクライミング
ロープの代わりにマットを敷いて4m~5mの壁を登る
ボルダリング
があります。
ルートクライミングはロープを使うので、道具を使うエイドクライミングと間違えることがありますが、ルートクライミングで使うロープはあくまで安全確保のために使うのに対し、エイドクライミングはそのロープ自体を伝って登るため違うジャンルになります。
ルートクライミングとは
ルートクライミングはさらに、リードクライミングとトップロープクライミングに分かれます。
リードクライミング
リードクライミングは、頂上へのルートの途中にある支点にロープを通しながら登ります。
そのロープの端は自分に取り付け、もう一方は下でビレイヤーと呼ばれるパートナーが持っています。
クライマーの目の前に支点があり、そこからロープを通して安全確保します。
このように、リードクライミングはクライマー自身が登りながら支点にロープを通します。
トップロープクライミング
こちらの写真を見るとわかりやすいですが、クライマーに取り付けられたロープが頂上を通って折り返して下のビレイヤ―まで伸びています。
クライマー自身は支点にロープを通す必要がないので、登る事だけに専念できるため、リードクライミングより難易度は低いです。
また、トップロープはスピードクライミングと呼ばれる種目で登る速さを競う競技で用いられます。
ちなみにオリンピック種目は
- ボルダリング
- リードクライミング
- スピードクライミング
の3種目です。