ボルダリングは本当にダイエットになるのか

ボルダリングはダイエットに良いと広告で良く目にしますが、本当に痩せるのでしょうか。

今回は、ボルダリングが本当にダイエットに向いているかどうかを、ボルダリングジムを経営していた私の経験や、科学的な根拠を交えて検証していきます。

クライマーを見てきた経験から

ボルダリングジムを経営していた私は、多くのクライマーと接してきた経験があります。

科学的な根拠抜きに、私の経験から言うとボルダリングで痩せる事は可能と言えます。

肥満傾向の方

中でも、もともと肥満傾向にある方ほど、大きなダイエット効果を得ることが出来るようです。

週に1~2回のボルダリングをすれば効果を得ることが可能で、ほとんど食事制限をしなくてもダイエットできますが、ほんの少しだけ食事に気をつければその効果は増大します。

ボルダリングを始めたばかりで、肥満傾向のある方のほとんどが10キロ以上の減量に成功しています。

やや肥満から普通体型の方

やや肥満~普通体型の方は、食事制限をしない場合、ダイエット効果は微々たるものでしょう。

間食と暴飲暴食をやめたり、適度な飲酒に留めるなど、適切な食事制限を行えばダイエット効果を得られます。

そこに、ボルダリング自体のカロリー消費が加われば、トレーニング効果により発達した筋肉が目立つようになり格好良い体つきになります。

ボルダリングの消費カロリー

ボルダリングはランニングよりも消費カロリーが多いと言われます。

体重50kgの人が1時間ランニングした場合の消費カロリーは450キロカロリーです。

そして、50kgの人が1時間休まずボルダリングした場合の消費カロリーは500キロカロリーです。

1時間休まずボルダリングし続ける事はできるはずもなく、せいぜい15分程度と考えると、1時間で125キロカロリーとなります。

消費カロリーだけを見ると、ボルダリングはランニングに比べて大きく劣ることがわかります。

ボルダリング自体の消費カロリーを上回るアフターバーン効果

アフターバーン効果とは、運動中に消費されるカロリーとは別に、運動後に消費されるカロリーのことです。

運動中に体に酸素が不足すると、失った分の酸素を取り込もうと運動後に息が荒くなり大量の酸素を取り込み消費しようとします。

これを酸素の過剰消費の事をEPOC(Excess Post-Exercise Oxygen Consumption)と呼び、多くのカロリーを消費することになります。

アフターバーンによる消費カロリーは、正確な値は算出することが困難なようで、運動自体によって消費したカロリーの20%という発表や、19倍も消費するという発表もあり、見解が分かれているようです。

超回復による消費カロリー

ボルダリングの様な高強度の運動をした場合、筋線維が損傷し筋肉痛が起こります。

すると、運動前よりも筋線維がより太く強くなる現象を超回復と呼ばれますが、これにもカロリーを消費します。

超回復による消費カロリーがどれほどなのかは分かっていませんが、確実に消費されることになります。

ボルダリングは継続しやすい

筋トレ等のトレーニングを始めても三日坊主で終わってしまった方もいるのではないでしょうか。

それと比べて、ボルダリングは1人で気軽に始めることが出来るスポーツで、達成感や爽快感があり非常に継続しやすいです。

この継続しやすさがダイエットに向いていると言われる所以なのではないでしょうか。

ダイエットが目的ではなくボルダリングが目的

ボルダリングを始めた目的がダイエットであっても、次第にボルダリングの魅力にとりつかれ、ボルダリング自体が目的となった方の方がダイエットの成功率が高いようです。

ダイエットのためにいやいやボルダリングをするよりも、ボルダリングを楽しみながらダイエットできる方が継続しやすいからだと思われます。

また、ジムスタッフや他のクライマーとの距離が近く、教え合ったりすることが出来るるため、ひとりでやるスポーツにも関わらず、モチベーションが上がりやすいことも継続しやすい要因でしょう。

トレーニングを継続しやすくする方法は以前の記事でも解説しています。

最後に

ボルダリングを継続して、食事に多少気を付けることができれば、ダイエットに成功すると言えるでしょう。

肥満気味の方ほどその効果は大きく、普通体型に近づくほどその効果は薄くなるようです。

また、すべての方に言えるのがボルダリングを継続する事が何よりも大切で、一度ボルダリングの魅力に気づくことが出来れば、それほど難しい事ではないようにも思えます。

無理な食事制限や、筋トレやランニングが継続できなかったという方は、ボルダリングでのダイエットにチャレンジして、是非ボルダリングの魅力に気づいて欲しいと思います。