痛いけどボルダリングがしたい時の「テーピング」の方法

指や手首が痛いけどクライミングがしたい、ひと時も休みたくないという方は沢山いると思います。

私も指や手首を痛めたことは幾度となくありますが、その度にテーピングをして登っていました。

本当は痛めたら休むのが一番なのですが、クライマーは休めと言っても聞かない人種なので、そんな方たちのために、クライマーが痛めやすい

指と手首のテーピング方法

について説明していきます。

用意するテープ

テープには大きく2種類あります。

伸縮テープ  固定・圧迫を目的としたテープ

非伸縮テープ  強い固定や圧迫 を目的としたテープ

今回使うのは非伸縮テープです。

太さもいろいろありますが、

指用は12ミリ

手首用は25ミリ

を使います。

左が12ミリ

右が25ミリ

クリエイトやセイムスなどの薬局で買えますし、アマゾンなどで大量に買えば割安で購入できます。

テーピングをする前に

テーピングは手からチョークを完全に落としてからしてください。

チョークが付いているとテープの粘着力が弱くなってしまいすぐにはがれてしまいます。

あと、テープはハサミでも切れますが、ガムテープを切る要領で手でも簡単に切れます。

なれたらこっちの方が楽です。

指を伸ばしたら痛い時のテーピング方法

12ミリのテープを使います。
手の甲側からテーピングを張り始め、指の根本で1周巻きます。
ここはあまり強すぎると血が止まるので弱めに巻きます。

指の第一関節に向かって交差させ、関節の下で1周巻きます。
交差させるときは強く巻いてください。テーピングの意味がなくなってしまいます。

根元に向かって交差させます。
この時も強く巻いてください。

甲側で末端を留めて完成です。

指が伸びなくなりました。

指を曲げたら痛い時のテーピング方法

さっきの甲側と手の平側を逆にするだけです。

開始とお終わりは手の甲側になるようにしてください。

手首が痛い時のテーピング方法

手首のテーピングはケガ防止の意味で、ケガをしていなくてもテーピングをする方もいます。ケガが怖い方は試してみてください。

25ミリのテープを使います。
手首の小指側の出っ張った骨と関節をカバーするように巻き始めます。

巻く位置を少しずらしながら2周巻きます。
手の甲側で巻き終わりが来るようにして完成です。

手首が動かなくなります。

単に皮がひりひりして痛い時

単純に痛い箇所に巻くだけです。

指皮はクライミングをしていると自然と強くなります。
しかし、登り始める前からこれをしてしまうと、強くなる機会を奪ってしまうことになるので、痛くなってからすることをお勧めします。

最後に

痛い時にどうしても登りたいときのテーピング方法を説明してきましたが、本当は

ケガしたら登らないのが一番

です。

どうしてもクライミングをしたいときは、簡単な課題やトレーニングだけにして、ケガが治った時の為に基礎体力をつけておくだけにしておいた方がよいです。ケガが悪化したら元も子もないですからね。

でも本当は

ケガをしないことが一番

です。

私の経験上、

気を抜いたときにケガをすることがほとんど

です。

ガバやポケットの指のかかりがいいからと気を抜くと、パキッといったりしますので、気を抜かないようにしましょう。