クライマー理想の体重

体重が軽い方がボルダリングは有利だと言われていて、 グレードをもっと上げたいと考えているクライマーの中には、体重にも気を使っいる方もいるのではないでしょうか。

テクニックや筋力を向上させるには工夫と努力が必要ですが、体重の管理は食事に気を付ければ比較的簡単にできることなので、グレードを上げるには手っ取り早い方法です。

そこで今回は、クライマーにとっての理想の体重をBMIという数値から導きだしていきたいと思います。

クライマーは軽い方が良い

多くのプロクライマーを見てみると痩せていて、脂肪は体を重くするだけなので、脂肪は少なく筋肉が目立っています。

またその筋肉も、登るために必要な筋肉のみで、不必要な筋肉はできるだけ付けないようなトレーニングをしています。

当然、摂取するカロリーや栄養素への配慮も欠かしていません。

理想の体重をBMIで計測

健康診断などで良く使われるBMI値ですが、これには体脂肪が考慮されておらず、身長と体重から算出するものです。

BMIの基準値は統計的にみて最も病気にかかりにくい健康的な数値とされ、この数値から離れるほど疾患の可能性が高くなるとされていて、この値から理想的な体重を算出することが出来ます

クライマー理想のBMI

一般的なBMIの基準値は成人で「22」とされていて、これより離れれば離れるほど痩せすぎ、又は肥満とされています。

あくまでこの数値はクライマーではない一般的な数値であるため、クライマーの場合はもう少し低くなります。
つまり、痩せているという事。

具体的には、プロのクライマーのBMI数値は「18~20」であり、一般的なBMI値22よりもかなり低めで痩せていることが分かります。

現時点のBMIを計測する

こちらのパネルで身長と体重を入力すると、現在のBMI値、一般的な理想の体重(BMI値22)、クライマーとしての理想の体重(BMI値20)が分かります。

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世界保健機関(WHO)BMI値の評価

計算したBMI数値を下の表と比較することで、肥満度が分かります。

BMI判定
<16痩せすぎ
16~<17痩せ
<18.5痩せぎみ
18.5~<25普通体重
25~<30過体重
30~<35肥満(1度)
35~<40肥満(2度)
≧40肥満(3度)

筋肉を落とさず体重を落とす

食事を少なくすることで体重を減らすことは可能ですが、それによって脂肪ではなく筋肉が落ちてしまっては意味がありません。

筋肉を落とさないためにはタンパク質の摂取が必要不可欠ですが、肉類にはコレステロールが多く含まれているものがあり、タンパク質補給のために多量に摂取すると体重を落とすためにあまり効果がないことがあります。

減量が目的であれば、コレステロールが少ない植物性のタンパク質や、カロリーの少ないアミノ酸なども一緒に摂取して、食事のバランスに注意するようにしましょう。

最後に

クライマーは見た目を気にしたダイエットよりも、グレードを上げたい、もっと上手に登りたいというポジティブな理由で減量する場合がほとんどです。

ポジティブな原因から行動に起こすと、長く継続できて成功する場合は多いので、少しずつ体重管理をしてみてはいかがでしょうか。