クライミングに限らず、ジムで激しいトレーニングをした翌日に来る筋肉痛。
今日もジムに行きたいけど筋肉痛だしトレーニングしていいのかなって思う方も多いはず。
筋肉痛のメカニズムを理解して、効果的なトレーニングをしましょう。
結論、筋トレしない方がいい
はい。しない方がいいです。
ただし、筋肉痛じゃない部位であれば鍛えてオッケーです。
また、軽めであれば問題ないです。
クライマーであれば、肩、背中に筋肉痛が来ているはずです。
であれば、強傾斜のグレードの高い課題は控えて、スラブを中心にしたり、30手くらいの長くて強度の弱い課題をしたりすれば大丈夫です。
筋肉痛のメカニズム
筋肉痛は、筋肉を激しく動かした結果、傷ついた筋線維が修復される時に起こる炎症の痛みです。
筋肉痛の種類
筋肉痛には実は2種類あります。
1つは即効性筋肉痛といって、運動した直後や早ければ運動中に起こることもあります。
2つ目は遅効性筋肉痛といって、皆さんがよく知っている筋肉痛はこちらです。
筋肉痛にならないようにするには
運動前にはきちんと準備運動やストレッチをしましょう。
軽い運動から始めることで体を温め、徐々に負荷を大きくしていくことで、急激な負荷がかかるのを防ぎ筋肉が傷つくのを防ぐことができます。
筋肉痛の回復を早める方法
筋肉痛の回復を早める方法は
運動後にアイシングする
アイシングの後はウォーミングする
ことが効果的です。
これらの効果や、筋肉痛のメカニズムについて詳しく書いた記事があるので、そちらも参考にしてみてください。
超回復
筋肉痛になると、傷ついた筋線維が「もっと強くならなくては」と判断して、以前よりも太くなることを言います。
ちなみに、筋肉痛=超回復ではありません。
アイシングをすると筋肉痛が和らぎますが、筋肉痛が和らいだからと言って、超回復の効果が減少するなんてことはありません。
加齢と筋肉痛の遅れは無関係
余談ですが、よく年を取ったから筋肉痛が来るのが遅くなったと聞いたことがありませんか?
実はこれ無関係なんです。
筋肉に強い負荷をかけなければ筋肉痛にはなりません。軽い運動だと筋肉痛にはならないのです。
なので、加齢によってトレーニングの負荷が落ちて筋肉痛にならなくなった結果、そのように言われるようになったのかもしれません。
まとめ
クライマーの皆さんが筋肉痛になったら、スラブや負荷が軽くて長い課題をやりましょう。
そして、トレーニングの後はアイシングをキチンとしてケアをしてあげましょう。
筋肉痛が来ているということは、超回復している証拠。
治ればもっと体は強くなっているので、もっとたくさん登れるはず。
今日も筋肉痛になるくらい沢山登りましょう!あなたの体は喜んでいますよ!